鉄蓋飛散防止 GLV特殊鉄蓋の開発・製造・販売 鉄蓋飛散防止コンサルタント
はじめに

マンホール鉄蓋の安全対策

異常気象に伴う集中豪雨が、年を追うごとに多くなっており、マンホール鉄蓋の浮上・飛散事故になる現象が一層問題視されてきました。
例えば、管路内の水面上昇による圧縮空気、エアーハンマー等により、鋳物の重い蓋が20〜30メートルも飛散になったり、また蓋がはずれていればその孔に人が落ちる危険性等、人にとっては極めて危険な状況が発生するようになりました。
そのため、そのよう事件・事故が起きないよう近年「下水道管施設からの排気能力のアップ」を計ることが望まれます。
排気能力のアップは、「鉄蓋の取替」と「排気口の構築」に分別されます。
「鉄蓋の取替」
この鉄蓋の取替で使用する蓋は、浮上防止用鉄蓋と圧力開放型格子蓋の2種類があります。
  1. 浮上防止用鉄蓋・・・開口面積は約3%です。
    通常は収まっている蓋が、緊急時に路面より15ミリ以上浮上し、蓋と枠の僅かな隙間から減圧します。
  2. 圧力開放型中蓋付き格子蓋・・・開口面積はメーカーによって差がありますが、通常中蓋で約18%〜約50%です。
    通常は中蓋で防臭効果を計っており、緊急時に中蓋が開放し、一度に大量に減圧します。
    つまり、圧力開放型中蓋付き格子蓋は、浮上防止鉄蓋の約6倍以上の減圧効果が高いことがわかります。
    「排気口の構築」必要な排気量が鉄蓋だけでは確保できない場合に、開口部から水や空気が噴出しても大丈夫な位置に構築しています。

GLVは、2.圧力開放型中蓋付き格子蓋です。東京都で採用されています。
まとめ 下水道管施設の排気能力のアップを計るには
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